放牧地の管理は、青草という栄養源であると同時に、子馬の脚や関節を守る「クッション」でもあります。このサイトでは、季節ごとにやるべき作業を整理し、それぞれの作業工程を詳細ページで具体的に解説します。
放牧地は、青草という栄養源であると同時に、子馬の脚や関節を守る「クッション」でもあります。そしてその状態は、一年を通じて大きく変化します。春は雪解けとともに草が急速に伸びる「スプリングフラッシュ」の時期で、施肥のしすぎに注意が必要です。夏は青草が豊富な一方、高温・少雨で生育が鈍る「サマースランプ」が起こりやすく、掃除刈りや追播など翌年の草地を左右する作業も本格化します。秋は草の伸びが落ち着き、翌春への足場となる本格的な施肥を行う時期です。冬は凍結・積雪で圃場作業こそ少ないものの、堆肥散布や翌年の計画づくりに適した時期です。
それぞれの季節で「今やるべきこと」は変わります。まずはお使いの時期のページから、具体的な作業内容を確認してみてください。
放牧地管理は、思いついた時に単発で行うよりも、年間を通じた計画に沿って進める方が効果的です。とはいえ、いつ計画を立てればよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
おすすめは、圃場作業が少なくなる冬(12月〜2月頃)です。この時期は雪や凍結で大きな作業ができない分、その年の記録(掃除刈りの頻度、雑草の発生状況、施肥・堆肥散布の実績、天候による影響など)を振り返り、翌年の施肥計画・更新計画・放牧頭数などをじっくり検討するのに向いています。
また、土壌分析はできれば夏のうちに済ませておくのがおすすめです。分析には1〜2ヵ月程度かかることが多く、9月頃からの本格的な秋施肥に間に合わせるには、8月までにサンプルを採取しておく必要があります。夏に採った土壌分析の結果を材料に、冬に翌年の計画を立てる、という一年のサイクルを意識すると、無理なく管理を継続しやすくなります。