放牧地の管理は、青草という栄養源であると同時に、子馬の脚や関節を守る「クッション」でもあります。このサイトでは、季節ごとにやるべき作業を整理し、それぞれの作業工程を詳細ページで具体的に解説します。
寒地型牧草(ケンタッキーブルーグラス、オーチャードグラスなど)は、本来18〜27℃で最もよく育ちますが、高温・少雨が続く夏は生育が鈍る「サマースランプ」が起こりやすい時期です。青草が不足すると、栄養を補うために穀類を多給しがちになり、疝痛(せんつう)のリスクが高まります。また、草丈や密度が落ちると放牧地の「クッション性」が失われ、成長期の子馬の骨端炎やクラブフットなど、成長期整形外科疾患(DOD)のリスクが上がることが分かっています。
一方で夏は、掃除刈り・追播・エアレーションなど、翌年の草地の質を左右する重要な作業を行う時期でもあります。適切な工程を、適切なタイミングで行うことが「強い馬づくり」につながります。