草の伸びが落ち着き、雑草が目立ち始める時期。ここでの施肥管理が、翌春の草地の立ち上がりを大きく左右します。
春に控えていた施肥を、秋にしっかり行うのが基本方針です。窒素はすぐに効いてなくなりますが、リン酸は土壌に結合してゆっくり放出されるため、今のうちに施肥しておくと来春の牧草の立ち上がりが早くなります。「秋は来年への仕込みの季節」と捉えると、やるべきことが整理しやすくなります。
長雨や低温、逆に雨不足など、天候によってはイネ科牧草の伸びが悪く、雑草の勢いが増している年もあるかもしれません。そんな中でも、掃除刈りと追肥を適切に行った放牧地は、青々とした状態を保てます。掃除刈りを20cm以上の高刈りにするだけで、雑草が減ったという報告もあります。今からでも遅くありません。基本に立ち返って取り組みましょう。