4月 〜 5月

春の放牧地、何をやるか?

雪解けとともに草が一気に伸びる「スプリングフラッシュ」の時期。青草の栄養価は非常に高くなりますが、実は施肥のしすぎには注意が必要です。

春の放牧地、基本認識

冬の間に凍結・積雪で荒れた地面が、雪解けとともに一気に動き出す時期です。牧草は急速に伸びますが、栄養価が高すぎる青草は成長期の子馬の関節に負担をかけることがあります。「たくさん施肥して早く伸ばす」のではなく、「土壌と草地の基礎を整える」時期と捉えるのがポイントです。

月別・春のタスク

4月

雪解け直後。地面を整え、土壌をほぐす作業が中心です。施肥はまだ控えます。
  • ハローがけ:冬の間に堆積した糞を分散させ、地表を均します。
  • 石拾い・エアレーター/リノベーター:雪解け水で緩んだ土壌のうちに、硬結した部分をほぐしておくと効果的です。
  • 石灰散布:春・秋の年2回のうち1回を、この時期に行う牧場が多いです(反あたり50kg目安)。
  • 施肥は基本的に控えめに。 春の草はもともと高タンパク・高エネルギー・低繊維で急速に伸びます。ここにさらに窒素肥料を加えると、青草の栄養価が上がりすぎて、それを食べる子馬のDOD(成長期整形外科疾患)リスクを高めてしまう可能性があります。詳しくは施肥・石灰散布のページへ。

5月

草が伸び始め、掃除刈りがスタートする時期。乾燥年は蹄のトラブルに要注意です。
  • 掃除刈りを開始:草丈20〜30cm程度を目安に、伸びすぎる前から定期的に刈り始めます。
  • 追播・鎮圧(ローラーがけ):踏圧の強い木戸口やコーナー周辺には、発芽の早い草種を優先的に播いておくと、立ち上がりが早くなります。
  • 放牧を再開・拡大する牧場では、放牧密度・頭数のバランスを見直すタイミングでもあります。
  • 乾燥した年は要注意。 春先から雨が少ないと、5月の青草の密度・草丈が不十分になりやすく、この時期に子馬のクラブフットが増える傾向があります。木戸口や水桶周辺の「犠牲エリア」対策は、早めに済ませておくと安心です。詳しくは蹄・関節を守る草地づくりのページへ。

春の作業工程 詳細ページ

掃除刈り(高刈り)

5月からの開始タイミングと刈り高の目安。

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🌾

施肥・石灰散布

春に施肥を控える理由と、石灰散布のタイミング。

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エアレーション・追播

雪解け後の土壌ほぐしと、踏圧の強い場所への追播。

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🦶

蹄・関節を守る草地づくり

乾燥年のクラブフット対策と犠牲エリア。

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🐎

放牧密度・馬群管理

放牧再開時の頭数・面積の考え方。

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🌿

雑草対策

雑草の勢いが強まる季節の変わり目の注意点。

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